「自分史」という言葉を生み出し、全国に広めた歴史家の色川大吉先生。94歳になられる今年、その最新刊『イーハトーヴの森で考える』が完成し、八ヶ岳のご自宅までお届けに伺いました。
宮沢賢治研究家でもあり、2017年に第27回「イーハトーブ賞」を受賞されました(「イーハトーヴ」は、賢治が創作した理想郷の名前)。そこで、今なぜ宮沢賢治なのかを問うとともに、これまで共に民衆の生活に眼差しを注いできた数々の盟友たち(真壁仁、上野英信、石牟礼道子ら)への再評価と鎮魂を込めて、ペンをふるわれました。
これまで70冊以上の著書を書かれてきた色川先生が、「今回ほど出来上がりが待ち遠しかったことはない」とおっしゃれました。その万感の思いは、本書のあとがきの詩に込められています。
歴史家色川大吉からの渾身のメッセージに、ぜひ触れてみてください。
『イーハトーヴの森で考える-歴史家から見た宮沢賢治』
著者:色川大吉
仕様:四六判 80ページ 上製本
発売:2019年6月1日
定価:1200円+税
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