戦後、15歳にして一家の大黒柱となって姉弟の生活を支えてこられました。時には闇米の仲介をしたり、進駐軍の通訳をするなどして生活費を稼ぎ、苦学の末に東北大学を卒業。
戦後の日本経済復興にむけて、ダムの建設や都市開発事業に携わりました。昭和40年には会社を設立し、大物代議士とも渡り合い、千葉や神奈川のニュータウン建設事業を一手に引き受けました。時に1000億円もの資金を調達し、山を切り拓いて街をつくってきたのです。しかしバブルがはじけ、資産評価が暴落・・・。失意の中で恩師との出会いがあり、再起の道を歩み始めました。新たな事業が軌道に乗り、間もなく30周年。そんな87年間の、波乱に満ちた人生を一冊にまとめた『夢追い人生一代記』。
そしてもう一冊は、人生をいかに生きるのか、その考え方を書いた『道楽人生論』。苦しみから逃げるのは「下」、耐えるのは「中」、楽しむのが「上」、すなわち人生の達人というわけです。
どちらも市販の本ではありませんが、たくさんの思いが詰まった一冊です。