発行日:2021年11月15日
タイトル:羅漢 LACAN
分野:写真集
著者:生島マリカ 撮影:中里吉秀
仕様:A4判 120ページ
定価:3800円+税
著者プロフィール
生島マリカ
1971年、神戸市生まれ。印中露韓の血を引く在日2世。最終学歴は小学校卒業。
幼少時は乳母に育てられる。13歳の時に生母を亡くし実父と継母から家を追い出されストリートチルドレンとして放浪生活を送る。
13歳で北新地の16歳で銀座のホステスをして糊口を凌ぐ。後にファッションモデルとして活躍。荒木経惟のモデルも務めた。
その後4度の結婚と離婚を繰り返し2度の癌を発症。2012年に真言宗某寺にて得度した尼僧の顔も持つ。
自らの半生を綴った著書に『不死身の花』(新潮社)、『修羅の花』(彩図社)がある。
中里吉秀
1970年生、大阪出身。
2000年フリーカメラマンとして活動を開始。
ミュージシャン、アイドル、コメディアン、古典芸能、女優、モデル、舞台俳優、政治家、財界人、官僚、デザイナー、アーティスト、オリンピア、横綱力士、プロ野球選手、プロサッカー選手、料理人…etc あらゆる人物撮影をこなす。
内容紹介
最終学歴小学校卒業にして、僧侶でもあるマリカ。
神戸に生まれ、13 歳で路上生活を始めた彼女が生き抜いた世界は、社会のオモテ側からは決して見えない。だが、そこには世間という枠組みからはみ出した人間たちのリアルがあった。
この写真集に登場する人物は、いずれも「枠」に収まらない人間たちだ。ページをめくるたびに、美しくも退廃的な光景がまるでシネマでも観るかのように広がっていく。
いま、混沌と逆境を生きる現代人の目に、言葉を超えたマリカの物語はいったいどう映るのか。