東日本大震災からちょうど3年目を迎えました。
さすがにこの1週間は、「被災地の今」のような特集番組をよく見かけましたが、果たして明日以降はどうなんでしょうか。被災地にとっては3.11も3.12も、現実と向き合わなくてはいけないことに何ら変わりがないのです。
さて、今日は自社で出版している平林克己写真集「陽-HARU-」の売上げの(全部といいたいところですが)一部を、「ももかき育英会」という基金に寄付 させていただきました。震災で親を亡くした1800名以上の子供たちの養育費に充当されるはずです。写真展などで、皆様にこつこつと買っていただいた一冊 一冊のが、名も顔も知らぬ子供たちの鉛筆や消しゴムになっているかもしれません。お求めいただいた皆様にはこの場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
写真は石巻市の雄勝中学校(津波で全壊)の生徒たちによる「復興太鼓」です。腕を大きく振り上げ、掛け声に合わせて力強く打ち下ろします。被災地でたくましく生きる子供たちに、われわれ大人たちは何ができるでしょうか。
人生は命のリレー。つないできた命のバトンを、次の時代を生きる子供たちにしっかりと渡しましょう。間違っても汚染物なんて残しちゃいけません、絶対。
(2013年11月撮影 石巻市雄勝町)
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