【名も無き記憶たち001】

1378643_542728782472204_518533771_n

【名も無き記憶たち001】

病める吾を残し出で発つ中隊の軍靴の音のやがて遠のく

その足に故国の土を如何ばかり踏みたりしか斃れし戦友は

戦地で赤痢を患い、命を留めて帰国した著者。
生きて還ることを恥と教え込まれた若き日を振り返り、詠みあげている。
表現は短歌であっても、これも確かに「自分史」である。
説明などなくとも、その光景は目に浮かび、複雑な心中を読み手に想像させる。

人気のWebコンテンツはこちらです

まだデータがありません。

お気軽にお問い合わせください
お問い合わせ
お問い合わせ