「乱丁・落丁はお取りかえします」
本の後ろのほうでよく見るメッセージ。
でも、そもそも乱丁・落丁ってなに? そしてなぜ、そのようなミスが起きるのか?
2/16の自分史活用アドバイザー認定講座で、乱丁や落丁について説明しているひとコマです。
本は16ページを1単位として作られています(例外はあります)。これは印刷用紙を半分に3回折って、周りを切りそろえることでそうなります。
この16ページの束を「丁・台・折」などと呼びます。これを順を追って重ねていくことで、32、48、64・・・144,160ページとなって本の姿にな ります。ところが、この時に重ねる順番を間違えると「丁」が乱れるので「乱丁」となります。これはページの順番が狂うというミスです。
一方、「丁」を1つ抜かしてしまうと、「落丁」となり、16ページの次が33ペーになるといった現象がおきます(本のページもちょっと薄い)。
現在こうしたミスは技術の進歩により、ほとんどみられなくなりました。
返品をすれば当然取り替えてもられますが、中には珍品として大切に保管している人もいるようです。