編集がようやく終わりました。

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戦後70年特別企画「一枚の自分史」の編集がようやく終わりました。

校正が真っ赤になって戻ってきたときは、(もちろん限られたページの中で修正するのはそれなりに大変なんですが)、そんなことよりも書き手の方の強い思い をひしひしと感じました。80代、90代の方がペンを取り、こんなにも一生懸命書き直してくださったのだから、これはしっかりやり遂げねばと気持ちを新た にしました。

そもそも戦後70年に、自分史を通して何か形に残ることをやりたいと思いつき、最初に取材したのが去年の1月。15歳の時に広島で被爆された方の体験談でした。
最終的に20名あまりの方々のエピソードを掲載させていただきました。最高齢は96歳、中国へ出兵し、輜重兵(しちょうへい)といって物資の支援兵として活動された体験談を伺いました。その方の写真を本書のカバー写真に決定しました。
それから、「語り継がれていく戦争体験談」という視点も入れたいと考え、戦争体験者の話だけでなく、両親や祖父母から聞いたという世代の方の話も織り交ぜることにしたのも今回の特徴です。

今回も多くの方々に応援していただき、なんとかここまでたどり着きました。
遠くロンドンから(スカイプでやり取りして)原稿を送ってくださった方。わざわざ知り合いを辿って紹介してくださった方。居酒屋で飲みながら父の思い出を話してくれた友人。取材を買って出てくれた大学生。ほかにもたくさんの皆様、陰に日向にありがとうございました。

7月下旬~8月上旬には本が完成するはずです。この本に書いてあることは、FBや弊社サイトでもいくつか公開していますが、やはり紙の本にして、原稿を寄 せていただいた方々、取材させていただいた方々には、できるだけ直接お渡ししていきたいと考えています(さすがにロンドンはちょっと無理ですが、笑)。

それから、戦争体験にまつわる写真とエピソードは今後も募集していきますので、お心当たりのある方はメッセージください。どうぞ宜しくお願いします。

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