「いのち、光るとき」出版にあたって

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みなさんにはかけがえのないものがありますか?

この本はそんな冒頭からはじまります。突然、わが子を襲った異変。

それまで元気に走り回っていたのに、みんなと仲良くおしゃべりしていたのに。

我が子を次々と襲う異変に混乱し、泣きわめき、絶望、もがき苦しみ、親として何もしてあげることができない。

どんなに苦しくても、100パーセントの信頼をよせる息子に、この子と共に、今私はここに生かされているんだ。

そのために母親として精一杯の愛を息子にこめてあげよう。

どうすれば息子を私がともに人として成長できるのかを考え、実践してきました。

この本に描かれているのは難病の子と共に生きる母親の姿です。

書きながら何度もペンをとめ。涙が溢れて文字が読めなくなることもありました。

その中で、絶望とおもえた人生が今は息子から日々学び、沢山の心ある素敵な方々と出逢い、いろいろな経験をさせてもらい、私は今とても幸せな人生を送っています。

誰も悪くないのです。

たった一度の人生をあなたらしく、どうか楽しんでください。あきらめないでください。

この1冊が、日々の中で様々な困難や苦しみと対面している方々へのささやかな応援歌になれば、私にとって望外の喜びです。

本間りえ

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