「自分史」という言葉がはじめて使われたのはおよそ40年前。
いま、自分史に注目が集まりはじめています。しかし、自分史はブームだから取り組むというものではありません。
人が生き、その経験や思いを次の世代へ伝え遺すこと。それは言葉を持つ人間にとって不変的な欲求であり、ブームとは相反するものだと私は考えます。
手軽で楽しい自分史もあれば、辛く険しい自分史もあるでしょう。どちらにせよ過去を紐解くそのプロセスの中にこそ、未知なる宝が隠されているのです。
誰でも取り組めるのに、誰もがつくるわけではない自分史。しかし、一度ページをめくれば、世界でたった一人の「自分」という無限の小宇宙が広がっているのです。
ぜひ、「自分史」の面白さに触れてみてください。